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中国NX国際物流、西安鉄道ターミナルへ防護服寄贈

2022年2月4日 (金)

メディカルNIPPON EXPRESSホールディングスのグループ会社、NX国際物流(中国)は4日、中欧鉄道の要衝である西安の鉄道ターミナルを運営する西安国際陸港グループに防護服を寄贈したと発表した。

同社によると西安市では、2021年12月23日からのロックダウンにより、鉄道ターミナル駅である西安の交通アクセスが大きく制限され、鉄道作業員の防護服が不足する事態となった。このため同社は、上海で防護服2000着を緊急調達。物流網が混乱するなか、上海から武漢、襄陽(じょうよう)を経由して西安までの1000キロを輸送し、先月7日、西安国際陸港グループへ防護服を寄贈したという。

現在、海運、航空フォワーディングの深刻なスペース不足と仕入運賃の高騰などにより、代替輸送手段として鉄道輸送のニーズが高まっている。

(出所:NIPPON EXPRESSホールディングス)

同社は国際鉄道輸送を主要事業の一つとして、2015年に中国と欧州を結ぶ貨物鉄道「中欧班列」車両の運航業務、2018年に専用列車の運行を開始。中欧班列の主要路線として毎週定期運行するNXグループは、西安を重要な鉄道ターミナルと位置付けており、業務の継続への支障をきたすことがないよう作業員の安全を守る観点から、今回の寄贈にいたった。

NXグループは「ものを運ぶことを通して人、企業、地域を結び、社会の発展とともに歩んできた。今後もその責務を果たしていくとともに、社会貢献活動に積極的に取り組んでいく」とコメントしている。