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Mujin子会社設立、自動施設構築をワンストップで

2024年2月22日 (木)

ロジスティクス知能ロボットソリューション開発のMujin(ムジン、東京都江東区)は22日、新たに子会社Mujin Japan(ムジン・ジャパン、同)を設立したことを発表した。ムジン・ジャパンは、建設業許可を持つソフトウエア基盤のエンジニアリング会社として、顧客のサプライチェーンの全体最適化を目指し、自動化コンサルティングから高度な自動化設備の構築、リアルタイムデジタルツイン環境を活用したリモート運用サポートまでをワンストップで提供する。

製造・物流現場での人手不足、人件費や配送費の高騰、技術漏洩防止の必要性などから、自動化ニーズが高まっているが、変種変量や多品種生産の進展により、従来の自動化手法では対応が難しく、サプライチェーン全体の最適化には広範な理解と課題解決のための新たな自動化手法が必要とされていた。これらの課題に応えるため、ムジンの現場導入での実績とノウハウ、各種自動化機器の統合制御技術を駆使した、次世代工場・倉庫の構築のために設立したのがムジン・ジャパンである。

ムジン・ジャパンは、多様な知能ロボット、AGV(自動搬送車)、その他自動化機器やWCS(倉庫制御システム)を中心に、自動化統合プラットフォーム「Mujin(ムジン)コントローラプラットフォーム」を提供する。これにより、工場や倉庫内の全体最適化、現場データの可視化、リモート運用が可能となり、ソフトウエア基盤のインテリジェントオートメーションを実現する。

▲デジタルツイン環境でリアルタイムで状況把握(クリックで拡大、出所:Mujin)

この新会社が提供するサービスは、自働化コンサルティング、自働化設備設計、インテグレーション、データ化による保守の4つを主軸とし、自働化コンサルティングでは、製造・物流現場での経験豊富な専門チームが、顧客のサプライチェーン改革の構想から実行までを支援。自働化設備設計では、ロボットセルを熟知した設計チームが、顧客の現場に最適な自動化ソリューションを提供。インテグレーションでは、最新の自動化機器を駆使して従来では困難だった革新的な自動化システムの設置を担う。また、データ化による保守では、ムジン・コントローラプラットフォームを使用してすべての動作や信号をデジタルツイン上でリアルタイムに把握し、生産性向上に貢献する。

ムジン・ジャパンは、自動化機器を活用した構想立案から、実装、運用サポートまでワンストップで提供し、社会課題の解決に貢献するとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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