郵便局ネットワーク活用した冬季道路安全支援実証

調査・データ日本気象（大阪市北区）および日本郵政と日本郵便は26日、同日から自治体向けに、日本郵便の郵便局ネットワークを通じて取得した冬期の道路情報を、冬期道路の安全支援に役立てるために提供する実証実験を開始することを発表した。

▲専用web サイトでの表示（出所：日本気象）

同実証実験では、鳥取県内において、主に山間部地域の凍結有無や積雪有無、雪による倒木や車の立ち往生、現地の写真など、地域の郵便局員が把握した道路に関連する情報をクラウド環境に投稿し、日本気象が運営する専用Webサイトを通じて鳥取県土整備事務所へ提供を行い、早急な対応につなげることで、地域社会に貢献することを目的としている。

日本気象は、鳥取県における冬の降雪や路面凍結の可能性を事前に予測し、安全で円滑な道路交通の確保と、効率的な除雪作業のサポート事業を行っている。同実証実験をこの事業と合わせて実施することで、予測情報に加えて、目視で把握した道路状況について、情報提供を行うことができ、現場でのより正確で迅速な判断に役立てることが可能となり、この情報を活用することで、日本気象が提供する冬期の道路気象予測の精度向上にもつなげる。

同実証実験は、日本気象の冬期の雪氷予測に関する経験や知識と、日本郵便が持つ全国津々浦々の郵便局ネットワークの強みを組み合わせた、自治体様向けの新たな情報発信の試みの一環として、その結果を、日本気象、日本郵政および日本郵便間で共有し、今後のサービスの改善や地域の防災活動などに活用する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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