行政・団体国土交通省は7日、三菱ふそうトラック・バス(川崎市中原区)が、大型トラック「「ふそうファイター」のQDG-FQ62F、2DG-FQ62Fの2形式、合計1651台のリコールを届け出た、と発表した。
不具合が見つかったのは、動力伝達装置である後前軸デフ。リヤ2軸駆動の中型トラックにおいて、後前軸インターデフ部へのオイル潤滑構造が不適切なため、走行中に後前軸のデフオイルが過度に高温になることで後前軸内部の圧力が上昇して、エアブリーザやオイルシール部からオイル漏れが生じることがある。また、デフオイルが過度に高温になることで早期にオイル劣化が進行するため、インターデフと後前軸デフのベアリングやギヤの摩耗が促進されて異音が生じることがある。
改善措置としては全車両、インターデフ内部を点検し、ベアリングやギヤに異常が認められなかった場合は、インプットカバーとデフケースセットを対策品に交換するとともにオイルセパレータを取り外してオイルポンプを取り付け、異常が認められた場合は、対策品のインターデフ一式に交換する。また、後前軸のデフを点検し、ベアリングやギヤに異常が認められた場合は、新品のデフ一式に交換する。
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