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日立化成、北米で自動車用粉末冶金事業を拡大

2013年1月16日 (水)

荷主日立化成は16日、北米の自動車用粉末冶金製品の需要拡大に対応するため、米国子会社「日立パウダードメタルズ社」の工場を増設するとともに、メキシコのグループ会社製造拠点の敷地に粉末冶金製品の加工設備を導入し、供給体制を強化すると発表した。両工場は2014年秋から生産を開始する。

北米の自動車市場は、2009年を底に年10%を超える拡大を続けており、今後も堅調に推移することが見込まれるほか、日系自動車メーカー、ユニットメーカーは、円高対応として北米での部材現地調達の拡大を進めている。

特に、メキシコでは、製造コストやFTAのメリットを生かした自動車、自動車部品の輸出が順調で、国内需要も堅調に伸び、今後も自動車生産台数の拡大が見込まれることから、「粉末冶金製品事業を拡大する好機」と判断し、生産能力の増強を決めた。