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【四半期決算】川崎近海汽船2Q、内航部門が安定

2010年11月2日 (火)

荷主【平成23年3月期第2四半期連結業績】
社名:川崎近海汽船
売上高:198.0億円(10.6%増)
営業利益:19.6億円(2.4倍増)
経常利益:18.4億円(2.4倍増)
四半期純利益:12.2億円(83.1%増)

 

近海部門の不定期船輸送は、海運市況が春先に底打ちし回復傾向となり、石炭などばら積貨物輸送を中心に安定収益を確保。定期船輸送も往航の香港・海峡地、タイ向け鋼材輸送で自動車用鋼板の需要が伸び、輸送量は大幅に増加した。一方、復航の合板輸送では、国内住宅着工率の低下が依然として継続し、輸送量は前年同期に比べて減少した。

 

内航部門の不定期船輸送は、石灰石・石炭専用船が安定した輸送量を確保した。小型貨物船も稼働率が上昇し、輸送量は前年同期を上回った。定期船輸送は、前年度に東京-苫小牧航路を休止して常陸那珂港に集約した結果、効率的な配船に努めることができた。北九州航路でも、機械関連の荷動きの回復や猛暑による飲料水需要を受け、輸送量は前年同期を上回った。

 

フェリー輸送では、旅客・乗用車は減少したが、堅調に推移する宅配貨物や冷凍食品の取り込みを積極的に図り、トラック輸送量はわずかに前年同期を上回った。