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ANAフレイター、半導体で沸く熊本へ定期便化目標

2024年3月15日 (金)

荷主全日本空輸(ANA)は15日、同社の貨物専用大型機ボーイング777型フレイターを阿蘇くまもと空港へ初めて運航すると発表した。

▲ボーイング777型フレイター(出所:全日本空輸)

同社は熊本県および熊本国際空港(熊本県益城町)と連携し、世界的半導体メーカーの熊本県進出で増加した貨物輸送需要に応えるべく、、阿蘇くまもと空港での国際航空貨物の取扱いを強化するため、貨物専用大型機の定期便化を目指す。29日に阿蘇くまもと空港へ初めて貨物専用大型機ボーイング777型フレイターを運航(成田-熊本)することで、まずは定期便化へのスタートを図る。

ANAは、半導体関連の国際輸送需要を見据え、23年10月に同空港へ電子通関システム(NACCS)を導入。これにより通関手続きを簡素化しており、今回の貨物輸送では、ANAとして初めて阿蘇くまもと空港でのNACCSを活用した輸入税関業務を行う。また、ANAでは衝撃リスクに配慮した精密機器のための輸送サービスを提供しており、貨物専用大型機でしか輸送することのできない半導体製造装置などの輸送需要に対応し、輸送から空港ハンドリング、電子通関システム、荷主企業の輸送プロセスなど、一連のハンドリングを確認することで、今後の物流増に対応する体制を確立することも目的となる。

3社は、さらなる需要が見込まれる阿蘇くまもと空港での国際航空貨物の取り扱いを強化し、熊本の地域活性化、九州を支えるセントラルゲートウェイ機能を高めていくことを目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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