新日鉄住金、君津に40万トン級貨物船を受け入れ

君津製鉄所で受け入れたVALE MAX

話題新日鉄住金は23日、世界最大の鉄鉱石サプライヤーであるブラジルのVALE社が運航する40万トン級大型船（通称VALE MAX）を君津製鉄所で試験的に受け入れた、と発表した。

VALE MAXは、日本がこれまで受け入れてきた鉱石船の中では最大船型で、君津製鉄所では初入港となった。同社は昨年6月に大分製鉄所でVALE MAXを受け入れており、今回は大分製鉄所と君津製鉄所に寄港、40万トンの鉄鉱石を荷役している。

現在、VALE MAXを受入れている極東地域の揚港は、同社の大分製鉄所と君津製鉄所のみで、世界でも7港に限られている。同社では「大型船受け入れに関する当社港湾インフラの潜在力を示すもの」と説明している。