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日本郵便とJAL、海外への小口保冷配送を試行

2013年1月29日 (火)

メディカル日本航空(JAL)と日本郵便は29日、国際スピード郵便(EMS)による小口の保冷配送サービス「クールEMS」を台湾、シンガポール宛てに試験的に提供すると発表した。

試行期間は4月から1年間で、国際線で保冷したまま航空輸送するJALのノウハウと、日本郵便のEMSによるアジア主要都市への翌日配達・翌々日配達を組み合わせる。

引き受けから配達までを72-80時間程度、一定温度(2-10度)に冷蔵できる専用の保冷容器・保冷剤を活用して保冷配送する。JALでは、国際線で医薬品の定温輸送サービスを提供するため高性能な温度管理を可能とする専用の保冷剤・保冷ボックスを開発している。

試行サービスでは、台湾、シンガポールで配達前に受取人に在宅確認の電話連絡をした上で配達する。発送に際して、差出人・受取人の電子メールアドレスと問い合わせ番号を日本郵便の国際郵便マイページサービスに登録してもらうことで、クールEMSの最新の送達状況を登録メールアドレスに送信する。

試行サービスを利用できる差出郵便局は、千歳郵便局(北海道)と川崎港郵便局(川崎市)の2局に限定し、試行の結果を見て拡大を判断する。

また、差出す際には差出予定日の一週間前までに利用を申し出ることとし、差出日時は差出郵便局が指定する。