日本郵便、クールEMSの宛先をフランスに拡大

ロジスティクス日本郵便は19日、クールEMSの宛先として新たにフランス宛の取り扱いを4月1日から開始するとともに、差出郵便局を25局から78局、37都道府県に拡大すると発表した。

同社は2013年4月1日からトライアルの位置付けでクールEMSを実施しているが、パリを中心に食文化への造詣が深く、多くの日本食レストランが存在して日本食の人気も高いことから、初の欧州向け小口保冷宅配サービスを実施することにした。

現在は香港、台湾、シンガポール、マレーシア、ベトナム宛てのサービスを提供しており、フランスへの拡大を機に名宛国・地域、差出郵便局を広げつつ、本格提供に向けた検討を進める。

クールEMSは、引受から配達まで72-80時間程度、冷蔵（0-10度）、冷凍（マイナス15度以下）の一定温度で運送できる専用の保冷容器・保冷剤を活用したEMSによる小口保冷宅配サービスで、地域、期間を限定して試験的に提供している。