日本郵便、クールEMSをベトナムに拡大、差出局倍増

ロジスティクス日本郵便は18日、国際スピード郵便（EMS）で小口保冷配送サービス「クールEMS」の差出郵便局・名宛地域を22日から拡大すると発表した。

同社は、日本航空が開発した保冷容器・保冷材を活用してクールEMSを2013年4月1日から試験的に運用。引受けから配達まで72-80時間程度、冷蔵（0-10度）、冷凍（マイナス15度以下）の一定温度で、香港、台湾、シンガポール、マレーシア宛てに提供してきた。

個人の贈り物・土産物の配送手段、海外通販事業者の保冷商品の配送手段、旅客手荷物や携行品扱いで高額な費用をかけて日本製品を運んでいた事業者の配送手段として好評を博していることから、名宛地域をベトナムに拡大するとともに、差出郵便局もこれまでの11局から20局へと拡大する。