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GLP、神奈川県綾瀬市で大型物流施設の開発着手

2013年1月31日 (木)
GLP綾瀬の完成予想図

GLP綾瀬の完成予想図

ロジスティクスGLプロパティーズは31日、神奈川県綾瀬市で6万8400平方メートル規模の大型マルチテナント型物流施設「GLP綾瀬」の開発に着手する、と発表した。開発コストは94億円となる見込み。

綾瀬市に用地を取得し、10月着工、翌年11月に竣工する。5月までは、現存する土地・建物を売主にリース・バックする。

現地は東名高速道路につながる圏央道「海老名」ICに6キロメートルと近距離に位置し、京浜地域への良好なアクセスだけでなく、圏央道の延長計画によって首都圏広域、東海、西日本地域へのアクセスが確保されることになる。施設から500メートル先に東名高速道路「綾瀬」ICの建設が予定されており、利便性の向上が見込まれている。

免震構造を採用するほか、災害時の事業継続性の確保、環境に配慮した施設計画を取り入れた高付加価値の最新施設とする。

GLP綾瀬の開発は、GLPがCPPIB(カナダ公的年金運用機関)と2011年8月に合弁で立ち上げた「ジャパン・デベロップメント・ベンチャー」の日本での4番目の案件とする。この合弁事業は、これまでの国内4開発案件に総額430億円を投資している。

GLPにとっては、神奈川県下で6番目の施設となる。同県の既存4施設の稼働率は99%を超えており、開発物件ではジャパン・デベロップメント・ベンチャーによる「GLP厚木」がことし12月に完成する。

GLプロパティーズの帖佐義之社長は「このエリアでは、賃貸可能面積の10倍以上のスペースに相当する需要が見込まれており、サプライチェーンの効率化を目指す顧客のニーズに的確に応えていく」と抱負を語っている。

■GLP綾瀬開発プロジェクトの概要
施設名称:GLP綾瀬
所在地:神奈川県綾瀬市小園771
敷地面積:3万700平方メートル
延床面積:6万8400平方メートル
容積対象延床面積:6万1500平方メートル
賃貸可能面積:5万9600平方メートル
着工:2013年10月
竣工:2014年11月