調査・データリクルートは24日、「物流業界の生産性向上」に関する求人と転職の動向をまとめた。これによると、物流プロセスにおける品質やコスト、生産性を管理する物流企画、物流管理、輸配送管理などの物流企画関連求人や、物流のデジタル化に関わる求人が増加しており、転職サイト「リクルートエージェント」における2023年の求人数推移では、物流企画関連求人が14年比で17.49倍、物流のデジタル化関連求人は同14.76倍にまで増加したとしている。
23年の物流企画関連求人への転職者は、14年比で5.46倍に増加しており、このうち異職種からの転職者の割合が高くなっている。特に、アパレルや小売りなどでの販売・サービス職経験者が、「物流管理」へ転職するケースが目立っているといい、「需要予測に基づく在庫管理経験や数値管理能力が物流管理の業務プロセスと親和性があり、採用されるケースが増えている」と分析している。
また、物流業界では他業界に比べて遅れていたデジタル化を加速させようとする動きが見られるようになったことで、物流とITを融合したサービス、物流業界のITエンジニアなどの求人が増えているという。転職者からは、「現場の課題を吸い上げ、上流から企画を考えられる」ことや、「24年問題を迎え、転換期にあるからこそ、課題の大きさや新たな挑戦ができること」に魅力を感じるとの声が上がっている。
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