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22年度は企業売上増で物流コスト比率減、JILS調査

2024年4月30日 (火)

調査・データ日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は28日、物流コストの実態把握とデータ蓄積を目的に、経済産業省の物流コスト算定活用マニュアルに準じて毎年実施している調査について、2022年度調査レポートの概要版を公開したと発表した。有効回答数は195社。

調査によると、売上高物流コスト比率の平均は5.31%となり、前年度から0.39ポイント減少した。物流事業者からの値上げ要請が活発化した一方で、新型コロナウイルス禍の影響からのビジネス環境の回復が大きく寄与し、企業の売上高回復が物流コストの増加を上回ったためと分析される。

また、製造業を中心に見られているサービス価格の値上げが、物流単価の上昇を追従しなかったことから、売上高物流コスト比率が低下したとされる。しかし、これは物流事業者から荷主企業への価格転嫁が進んでいないことを示唆しており、必要なだけの物流コストの上昇が達成できていないという現状が浮き彫りになったとしている。

概要版:2022年度物流コスト調査報告書

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LOGISTICS TODAY編集部
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