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三菱倉庫は売上15.3%減、今期は増収増益予想

2024年4月30日 (火)

調査・データ三菱倉庫が4月30日発表した、2024年3月期決算は、売上高が前年比15.3%減の2545億700万円、営業利益が同17.7%減の189億4100万円、最終利益が2.1%増の277億8700万円と減収も最終増益で着地した。固定資産処分益が減少したものの、政策保有株式の縮減に伴う投資有価証券売却益が増加したため。

物流事業の売上高は全体で17.6%減の2174億7300万円。倉庫事業では、自動車関連貨物や食品の取り扱いが増え、4.9%増の670億8700万円。陸上運送事業は、貨物取り扱い減により0.8%減の514億4000万円。港湾運送事業は、コンテナ貨物取り扱い増でそれぞれ2.7%増の239億6800万円。国際運送取扱事業は、海上運賃単価の下落と貨物取扱量の減少により、42.5%減で668億1100万円となった。

25年3月期の通期業績は、売上高が6.1%増の2700億円、営業利益が5.6%増の200億円、経最終利益が31.7%増の366億円と増収増益と予想。

物流事業で、海上運賃単価の正常化などに伴う国際運送取扱事業の収入減が予想されるものの、アメリカやイギリス子会社の寄与による医薬品の取り扱い増、自動車関連貨物の取り扱い増が見込まれるため、全体で増収に振れると予想している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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