丸紅、メキシコ湾の海底油田向け事業に参画

荷主丸紅は6日、米国大手石油・ガスインフラ会社のウィリアムズ・パートナー社が米国メキシコ湾で海底油田向けに実施する原油・ガス洋上生産・処理サービス事業の49％持分を取得することに合意、出資契約を締結した、と発表した。同事業の総事業費は10億米ドル。

また、北米の石油化学製品製造事業、石油・ガス関連インフラ事業も、共同開発に取り組むこととし、覚書を取り交わした。

今回の出資は、ウィリアムズ・パートナー社が設立したガルフスター・ワン社に丸紅が参画するもの。ガルフスター社はメキシコ湾のチューブラーベルズ鉱区向けに原油・ガス生産・処理サービス契約を締結しており、同鉱区に設置するスパー型洋上生産・処理設備を米国で建設中。

ウィリアムズ・パートナー社は石油・ガス生産・処理・輸送サービス事業、石油化学事業など、幅広い分野で事業を展開しており、丸紅は今回の案件を機に、同社との連携にによって北米で事業機会を拡大・発掘していく。