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日本郵船、米ストーンズ油田でFPSO事業に参画

2015年7月16日 (木)

ロジスティクス日本郵船は16日、米国メキシコ湾のストーンズ油田で2016年に稼働を開始するFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)の用船・操業・保守サービス事業に、三菱商事と共同出資すると発表した。

同油田はロイヤルダッチ・シェルグループのシェル・オフショア社が権益を保有している水深2900メートルの海底油田で、シェル・オフショア社からSBMオフショア社が受注していた事業に、日本郵船と三菱商事が参画するもの。

FPSOを使用して生産される油田としては、世界で最も深い海底に位置する油田となる。

日本郵船はブラジル沖での3隻に続き、同社が参画する4隻目のFPSOとして「トゥリッテラ」(Turritella)を投入。ハリケーンが頻繁に発生する同油田の海象に耐えうるタレット係留方式を採用するなど「最先端技術を結集する」(日本郵船)。

■FPSOの概要
原油生産能力:6万バレル/日
ガス生産能力:1500万立方フィート/日
原油貯蔵能力:80万バレル
係留方式:ディスコネクタブル・タレット方式
用船期間:確定10年間、合計10年間の延長オプション