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オカムラ、ピッキングロボ遠隔操作の力覚FBを調査

2023年11月28日 (火)

調査・データオカムラは27日、自律・遠隔操作ハイブリッド型ロボットによる物流自動化ソリューション「PROGRESS ONE」(プログレスワン)の事業化に向けた取り組みとして、物流ピッキングロボットの遠隔操作時の力覚フィードバック(FB)効果の調査研究を実施したと発表した。

▲遠隔操作ロボット実験装置(出所:オカムラ)

プログレスワンは、AI(人工知能)を搭載したロボットよる自律ピッキングとロボット単独では難しい作業を、オペレーターが遠隔操作で倉庫から離れた場所でロボットを操作し、ピッキング作業を行うハイブリッド型の物流自動化ソリューション。同システムでは、オペレーターが遠隔地からピッキング作業を行う際に、操作画面による視覚的な判断だけでは把持操作が困難という課題があり今回の研究を実施した。

研究結果として、遠隔でのロボット操作において力覚フィードバックは、ピッキング作業や緩衝材の押し込みを効率的に行うために必要であること、力覚フィードバックがないと対象物を倒したり、つかみ損ねて破損させることを確認した。

さらにロボットの遠隔操作において、オペレーターの経験度合いによって必要な補助機能が異なることを確認。熟練者は視覚補助や空間認識補助、力覚認識の補強に影響するユーザーインターフェース(UI)は不要だったが、初心者は同UIを使用することで、作業効率の向上や心理的負担を軽減できる結果となった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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