財務・人事エスライングループ本社は15日、経営陣が自社株を買い取るMBOを実施すると発表した。これに当たり、MBOのために設立した持ち株会社であるトモエ(岐阜市)が公開買い付け(TOB)を実施する。TOBが成立すれば、エスラインは東証スタンダード市場、名証プレミア市場から上場廃止となる。
同社は中長期的な視点でグループの構造改革を進める上で、「株式上場を維持するために必要な人的・金銭的コストの負担が増加傾向にある」ことを理由に、非上場化を推進。金融機関との関係を深化し、運送事業の車両・施設や、倉庫の省人化・効率化、新規事業の立ち上げなど、多方面への設備投資を機動的に進める方針だ。
TOBの実施は16日から6月26日までの30営業日で、1株1460円。買い付け予定数は965万3387株で、140億円超を見込んでいる。
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