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日本郵船、フォーラムで自社の脱炭素戦略を講演

2024年5月22日 (水)

▲登壇する小泉卓也脱炭素グループ長(出所:日本郵船)

イベント日本郵船は22日、フィリピン・マニラで5月17日に開催されたアジア開発銀行主催の「アジア太平洋運輸フォーラム」に初参加し、脱炭素グループ長の小泉卓也氏が同社の脱炭素戦略について講演したと発表した。

小泉氏は、温室効果ガス(GHG)の段階的な排出量削減が求められる中、バイオ燃料が脱炭素化を進める海運業界で重要な役割を担う可能性があることを強調した。

バイオ燃料は、農業残渣(ざんさ)や廃食油などの生物由来の有機性資源(バイオマス)を原料としており、燃焼時の二酸化炭素排出量は実質ゼロとみなされる。多くの大型外航商船で採用されている重油焚き船舶エンジンでも使用可能なため、重油からゼロエミッション燃料への過渡期でGHGの排出を削減する有力な手段とされている。

一方で、バイオ燃料を連続使用することによるリスクは十分に評価されていないため、同社はシンガポールを拠点とする非営利団体海運脱炭素化グローバルセンター(GCMD)と船上でのバイオ燃料の継続的な使用を試みる6か月間の共同プロジェクトを立ち上げ、得た知見をバイオ燃料の継続的かつ広範な使用に利用されるガイドラインとして公開するという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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