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日本郵船、東北電力向け石炭船でバイオ燃料航行

2025年2月10日 (月)

▲バイオ燃料を供給される「能代丸」(出所:日本郵船)

ロジスティクス日本郵船は9日、東北電力向けに運航されている石炭専用船「能代丸」で、国内の電力会社向け石炭専用船としては初めてとなるバイオ燃料による試験航行が開始されたと発表した。試験は、京浜地区で三菱商事エネルギーの協力を得て実施された。

使用されたバイオ燃料は、廃食油などの生物由来有機性資源(バイオマス)を原料としており、燃焼時のCO2排出量は実質ゼロとされる。既存の重油焚き船舶エンジンでも使用可能であることから、重油からゼロエミッション燃料への移行期の温室効果ガス(GHG)排出削減の有効な手段と考えられている。

バイオ燃料の使用は、航行中のGHG排出量削減に貢献するだけでなく、貨物輸送に伴うスコープ3のGHG排出量削減にも寄与するとされている。今後もバイオ燃料や次世代燃料の導入が進められ、海上輸送分野における脱炭素化の推進と、サプライチェーン全体でのGHG排出量削減への貢献が期待されている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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