話題日本郵船は16日、シンガポールを拠点に海事産業の脱炭素化を目指す非営利団体会場脱炭素グローバルセンター(GCMD)と共同で、バイオ燃料がエンジン性能や燃料供給システムに与える影響を精査するプロジェクトを開始したと発表した。
同社が運航する自動車専用船で、使用済み食用油などを加工して作るバイオ燃料(FAME)と低硫黄重油(VLSFO)の混合燃料をことし6月から12月まで継続使用する。
同プロジェクトの目的には、バイオ燃料の安全利用に関するガイドラインの策定や、追加メンテナンス費用を含めたバイオ燃料使用時に必要となる総費用の算定、バイオ燃料の継続使用による潜在的な課題の特定が含まれる。
過去に実施された実航海でのバイオ燃料試験では、燃料特性とGHG排出削減効果に焦点を当てており、バイオ燃料の長期的な使用がエンジン性能や燃料供給システムに与える影響については精査されておらず、エンジンシステムの腐食や燃料供給システムの目詰まりを防ぐための追加メンテナンスの費用も算定されていない。
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