産業・一般北陸地方整備局は24日、新潟港東港区南ふ頭地区国際物流ターミナル整備事業の着工式典を開催すると発表した。式典は6月8日に行われる予定で、洋上風力発電設備の効率的な輸送・建設を可能とする「基地港湾」としての整備を目的としている。
新潟港東港区南ふ頭地区は、本州日本海側最大の取扱量を誇る国際コンテナ物流の拠点であり、地域の産業を支える重要な原材料輸入の拠点でもある。この地区はことし4月に洋上風力発電設備の設置などに必要な基地港湾に指定された。今回の事業では、洋上風力発電設備の効率的な輸送と建設を可能にするための岸壁の改良、地耐力強化などの整備が行われる予定。
事業は新潟県村上市および胎内市沖で計画されている洋上風力発電の建設需要に対応するためのものであり、カーボンニュートラル実現に向けた重要なステップとなる。整備される施設には、岸壁(水深12メートル)および地耐力強化、泊地(水深12メートル、面積6.2ヘクタール)が含まれる。事業期間は2023年度から28年度までで、総事業費は91億円と見積もられている。
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