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JILSドライバー調査、22%は960時間規制知らず

2024年5月27日 (月)

調査・データ日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は24日、「時間外労働960時間規制に対するトラックドライバーの意識調査」の調査結果を発表した。調査は関西圏運送事業者3社のトラックドライバーを対象に行われ、回答者は51人。

時間外労働時間の上限が年間960時間に規制されることについて、多くのドライバーが知っていたものの、22%のドライバーが「認識していない」と回答。また、回答者の27%が、一月当たりの上限となる80時間以上の時間外労働を行っているとした。

規制に対する不安については全体の31%は「不安はない」と回答したが、「収入が減る」(47%)や「忙しくなる」(27%)などの不安があるとの回答が多かった。一方で、規制に対する期待としては、「荷待ち・荷役時間の削減」(33%)と「余暇の時間の増加」(25%)などが高かったが、「期待はない」(27%)との回答も一定数あった。

JILSは、調査では全体として、規制は否定的に受け取られている傾向があるが、滞在時間の削減には良い影響が期待されていると分析。また、この規制がトラック業界に長期的におよぼす影響を評価するために、さらなる縦断的研究が必要だとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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