
(出所:DJI JAPAN)
調査・データドローンメーカーのDJI JAPAN(東京都港区)は5日、ネパールのドローンサービス会社Airlift(エアリフト)、映像制作会社8KRAW、ネパール公認山岳ガイドのミンマ・ギャルジェ・シェルパと協力し、エベレスト山(チョモランマ)で世界初の輸送ドローンの試験飛行を成功させたと発表した。
試験飛行では、酸素ボンベ3本とそのほかの物資1.5キロをエベレストベースキャンプから第1キャンプ(海抜5300~6000メートル)まで空輸し、復路ではごみを持ち帰った。試験はマイナス15度〜5度の温度範囲、最大15メートル毎秒の風速、海抜6000メートルを超える高度など、エベレストの過酷な環境条件を考慮して実施された。
従来、エベレストでの物資の輸送とごみの撤去は現地シェルパ族のガイドが行っており、シーズン中に30回以上も氷瀑(ひょうばく)を渡る必要があった。今回使用した「FlyCart(フライカート)30」は昼夜を問わず、キャンプ地間を往復12分で15キロの荷物を運ぶことができるため、シェルパの負担が大幅に軽減されることが期待される。
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