拠点・施設大林組は11日、ニュージーランドのトゥアロパキ・トラストと共同で設立した事業会社ハルシオン・グリーン・ハイドロジェンを通じて、同国最大都市オークランドの近郊ウィリに、グリーン水素の高速充填施設の営業を開始したと発表した。
同施設が所在するウィリは、物流施設が集積する地域で、オークランド空港まで7キロ、オークランド中心部まで30キロと至近であり、オークランド都市圏で需要拡大が見込まれる燃料電池車などの車両用の燃料に加えて、将来的に水素を燃料とする航空機が実用化された場合の需要にも対応できる。

▲ウィリのグリーン水素高速充填施設(出所:大林組)
今回導入する高速充填装置は、オーストラリアのH2Hエナジー製で、大型車両は15分程度で充填ができ、装置がコンテナ式のため移設が容易という特長を有する。供給する水素は、同社とトゥアロパキ・トラストの合弁会社であるハルシオンパワーが同国タウポに所有する水素製造施設でつくられた地熱発電由来グリーン水素で、同施設敷地内で水素製造設備の建設を進め、将来的にグリーン水素の製造から充填まで一気通貫で行う。
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