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日通、東京発北海道向けの医薬品海上輸送を拡充

2024年6月17日 (月)

ロジスティクスNIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は17日、日本通運が6月から東京発北海道向けの医薬品海上輸送サービスを拡充すると発表した。北海道向けに輸送する医薬品の取り扱いの3分の1を、東京発の海上輸送に切り替える。従来のトラック中心の輸送形態と比較して、CO2排出量を60%以上削減するという。

▲苫小牧港に停泊するRORO船「ひまわり8」(出所:NIPPON EXPRESSホールディングス)

これは、トラックドライバーの時間外労働規制強化などの「2024年問題」に対応し、CO2排出量削減を目指す取り組みの一環。従来のトラック輸送に加え、RORO船を活用した海上輸送を導入することで、輸送中の温度管理、位置情報、物流ステータスなどの可視化を実現する。これにより、医薬品の安定供給、トラックドライバーの労働環境改善、CO2排出量の削減などの効果が期待されるとしている。

従来、東京から北海道への医薬品輸送は、トラックで八戸港や青森港まで運び、ドライバーもフェリーに乗船、苫小牧港や函館港に到着後、同じドライバーがトラックで配達先まで輸送していたが、6月から開始したサービスでは、東京港から貨物を積んだトラックのみをRORO船に乗せ、苫小牧港で下船後、苫小牧支店の自社ドライバーが道内の輸配送を担当している。また、室温(15度‐25度)と保冷(2度‐8度)の2温度帯の輸送にも対応し、輸送中の温度、位置、物流ステータスなどのデータもタイムリーに提供することが可能だ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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