M&A神戸製鋼所と神鋼鋼線工業は11日、神戸製鋼所を完全親会社、神鋼鋼線工業を完全子会社とする株式交換契約を締結したと発表した。効力発生日は9月1日を予定し、神鋼鋼線工業は8月28日に東証スタンダード市場で上場廃止となる見通しだ。
神鋼鋼線工業は1954年、神戸製鋼所の線材二次製品事業を分離して設立された。PC(プレストレストコンクリート)鋼線、ばね用鋼線、ステンレス鋼線、ワイヤロープ、橋梁用ケーブル部材などを製造・販売しており、土木・建築、建機、自動車、電機など幅広い分野に供給している。
神戸製鋼所は現在、神鋼鋼線工業株式の43.48%を保有している。今回の完全子会社化により、親子上場関係を解消し、素材供給から二次加工、最終製品までの連携を強める。国内では少子高齢化や人口減少で線材二次製品の新設需要が縮小する一方、老朽橋梁の更新、防災・減災、インフラ維持補修需要は拡大しており、こうした成長領域への対応を急ぐ。
両社は、神戸製鋼所の素材・情報基盤と、神鋼鋼線工業の加工・開発技術を組み合わせ、高付加価値製品やエンジニアリング関連分野での展開を強化する。海外市場では、神戸製鋼所の拠点や商社ネットワークを活用し、特殊鋼線や鋼索関連製品の販路拡大を図る。
神鋼鋼線工業は2026年3月期に売上高330億7400万円、営業利益6億5300万円、最終利益11億2000万円を計上。神戸製鋼所は、今回の株式交換による業績影響は現時点で軽微としている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。





























