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中国倉庫指数、拡大維持も収益悪化続く

2026年5月11日 (月)

調査・データ中国物流購買連合会が9日公表した4月の中国倉庫指数は51.0となり、前月比0.4ポイント低下した。ただ、指数は2か月連続で景況拡大・縮小の分岐点となる50を上回り、中国倉庫業界の活動水準は引き続き拡大基調を維持した。

内訳を見ると、新規受注指数は51.5で前月比1.9ポイント低下したものの、依然として拡大圏を維持した。化学品、石炭、食品、医薬品などの需要が堅調だった一方、鉄鋼や非鉄金属は50を下回った。施設利用率指数も52.0と1.9ポイント低下したが、化学品や農産品関連を中心に高水準を維持した。

在庫関連では、期末在庫指数が51.1、平均在庫回転指数が52.8となった。特に在庫回転指数は前月比0.1ポイント上昇しており、貨物流動性や入出庫効率の高さが続いていることを示した。同連合会は、供給網全体の接続効率が改善し、需要と在庫水準の適合性も高まっていると分析している。

一方で、収益環境には厳しさも残る。保管料金指数は48.5と11か月連続で50を下回り、価格競争の継続を示した。加えて、主業務コスト指数は56.1と前月比4.6ポイント上昇し、調査項目の中でも大幅な悪化となった。国際原油価格の高止まりや中国国内の燃料価格上昇が、倉庫運営コストを押し上げたとみられる。

こうしたコスト上昇を価格転嫁できず、利益面も圧迫されている。業務利益指数は48.5で、3か月連続で縮小圏にとどまった。特に中小倉庫事業者では価格交渉力の弱さから、利益確保が難しい状況が続いている。

先行きについては、業務活動予測指数が55.1と高水準を維持しており、業界側は比較的楽観的な見方を崩していない。中国政府による景気刺激策や設備更新支援策、「五一」連休に向けた消費需要増加などを背景に、上半期の倉庫需要は底堅く推移するとの見方が広がっている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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