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フジトランスの「ふがく丸」が省エネ5つ星獲得

2024年6月18日 (火)

認証・表彰フジトランスコーポレーション(名古屋市港区)は18日、同社が所有・運航する内航RORO船「ふがく丸」が、国土交通省の内航船省エネルギー格付制度で最高の星5つを獲得したと発表した。

ふがく丸は、三菱造船で建造され、2024年5月から名古屋-豊橋-鹿児島-沖縄間で運航されている。全長165mで1万2818t。載貨重量は5832tで、シャシー56台、乗用車1483台を積載できる。

同船には、三菱造船の独自の垂直船首や特殊船尾など推進抵抗を低減する技術が搭載されているほか、煤煙飛散防止フィルターやバルブ付きリアクション舵、高効率5翼固定ピッチプロペラ、低摩擦船底塗料などを採用して、推進抵抗の低減や推進効率の向上を図っている。また、エンジンの電子制御で燃料消費の低減を図り、6660Vの陸上電力受電装置を設置して将来的な着岸中のゼロエミッションを目指している。こうした各種環境技術で、旧ふがく丸」に比べ、CO2排出量を約30%削減した。

格付け制度は、国土交通省が内航海運のCO2排出削減目標達成に向け、船舶の省エネ・省CO2技術の性能を「見える化」する目的で始めた。船舶の環境性能を基準値から何パーセント改善したかに応じて、星1つ(改善率0~5%)から5つ(改善率20%以上)まで5段階で評価する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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