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型内塗装の標準化へ、業界横断コンソーシアム設立

2026年5月1日 (金)

荷主武蔵塗料ホールディングス(東京都豊島区)と岐阜多田精機(岐阜市)は1日、型内塗装(インモールドコーティング)の国内普及を目的とした業界横断コンソーシアム「IMCC」(インモールドコーティングコンソーシアム)の設立準備を開始した。自動車、家電、住宅設備などの最終製品メーカーに加え、設備、金型、素材、塗料メーカーなどサプライチェーン全体の企業・団体の参画を想定し、5月の活動開始を予定する。

型内塗装は成形と塗装を一体化する製造プロセスで、欧米では実用化が進む一方、日本では品質要件や工程設計の複雑さが導入障壁となっていた。IMCCは、こうした技術を「特殊工法」から「設計段階で選択される標準工法」へと転換することを狙い、実証機会の提供や技術の体系化、PoC(概念実証)によるデータ蓄積、投資判断支援などを一体的に提供する。

両社はこれまで、金型開発や塗料開発、設備導入を進めて技術基盤を整備してきた。IMCCでは、設備投資前に量産適用の可否を実製品レベルで検証できる環境を提供し、ROI(投資利益率)やCO2削減効果などの定量データを示すことで導入判断を後押しする。試作や評価、教育機会を通じて設計・開発・生産部門の理解を促進し、量産案件の創出と市場形成を図る。

物流の観点では、工程統合によるリードタイム短縮や在庫削減、輸送回数の抑制などサプライチェーン全体の効率化が期待される。加えて、塗装工程の省略・簡素化はエネルギー消費と排出量の低減につながり、製造起点での脱炭素対応を促す。今後は国内での量産適用企業の創出を進めたうえで、アジア市場への展開も視野に入れる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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