ロジスティクス中小飲食店向け業務用食材の通信販売事業を手掛けるミクリードは19日、物流の2024年問題によるコスト増に対応するため、ことし7月から配送料を引き上げる方針を明らかにした。
同社が同日発表した25年度の事業計画などによると、最近の配送費や人件費、電気料金の値上げのほか、倉庫スペースの拡張によるコストの増加は、コスト削減や効率化などの自社努力では対応しきれず、配送料を引き上げざるを得ないという。
これまで、6000円(税別)以上の注文は送料無料だったが、今後は8000円(同)以上に、送料無料の対象額を引き上げる。また、それ以外の送料は425円-615円(同)だったが、680円-980円(同)に改定する。一方でチルド商品のみで4000円以上注文した場合は、送料無料の対象とする。
新たな配送料は7月10日の注文から適用する。同社は、値上げによる顧客の離反を食い止めるため、販売促進に注力する。
同社の24年3月期の売上高は59億3600万円で、前年比27.2%増。当期純利益も2億2200万円の同65.3%増と、いずれも過去最高だった。25年3月期も値上げなどにより、売上高は65億5000万円と10.3%増加する見込み。コスト高の影響を受けるが、顧客単価のアップなどに取り組むとして、最終利益は2億2500万円と24年3月期並みの水準を見込んでいる。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com