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物流不動産価格、上昇見通し鮮明、一五不動産調べ

2013年3月4日 (月)

話題一五不動産情報サービス(東京都墨田区)は4日、物流施設の不動産市況に関するアンケート結果を公表した。

調査結果によると、物流施設の不動産価格は半年後、「上昇」するとの回答が78%を占め、前回調査時から8.8ポイント増加、「横ばい」は30.8%から22%に減少し、さらに上昇の見通しが鮮明となった。

上昇と回答した理由については、「不動産投資市場に新規参入が増え、投資家層が拡大するため」との回答が9割近く(71回答中61回答)を占めて最多。このほか「資金調達関係が良好なため」(45回答)、「高機能物流施設にニーズが集中するため」(29回答)、「インフレ期待から不動産投資市場に資金が流入するため」(28回答)――なども多かった。

賃料水準の見通し(半年後)は、不動産価格とは異なり「横ばい」が64.8%でもっとも多く、前回調査時から0.8ポイント増とわずかながらも増加した。「上昇」するとの見方は31.9%で1.1ポイント増加。下落は5.1%から3.3%に減少した。

調査は1月28日から2月8日までの間、物流不動産開発事業者や投資家、物流事業者などを対象に実施した。