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API、インドに原薬生産拠点と現地法人設立

2013年3月7日 (木)

メディカル三菱ケミカルホールディングス傘下のAPIコーポレーション(東京都中央区)は7日、インドに医薬原薬、中間体の生産拠点を設立するため、6日付でニューランドラボラトリーズ社(インド、ハイデラバード)と共同事業を行う契約を締結した、と発表した。

これに伴い、5月にAPIの100%出資による現地法人を設立し、インド生産拠点の運営を担う。

API社は三菱ケミカルホールディングスのヘルスケア分野の企業として、医薬原薬・中間体、治験薬の製造受託、化成品・試薬などの製造販売を展開。安価な労務費・固定費と医薬品製造の実績を背景に医薬品製造分野で優位性を持つインドに製造拠点を立ち上げる検討をしていた。

ニューランドラボラトリーズ社と提携し、API専用の製造設備を同社工場敷地内に建設して製造委託することで、安定供給を確保するとともに、生産立上げのスピードアップとリスク軽減を図る。

また、100%出資の現地法人を設立し、自社社員を派遣して日本の品質管理力をインドに持ち込むことにより、日本と同等の品質を確保する。

今後、受託品原薬・中間体、ジェネリック原薬など、複数品目を段階的に生産する計画。