ロジスティクス日本海事協会は、ポートステートコントロール(PSC)に関する年次報告書を発行した。PSCに関わる現状の認識の周知および、今後の船舶の保守・検査や安全管理システムの改善を目的としたもの。
同報告書では、PSCにより拘束された船舶や、指摘された欠陥についての情報を集計および分析し、典型的な欠陥写真も含め取りまとめている。2023年は、398隻の本会船級船について、計419件のPSCによる拘留が報告された。拘留の根拠としては、防火ダンパー、固定式消火装置や消火ポンプなどの消防設備に関する欠陥が最も多く指摘されています。
同会は今後もこういったPSCに関連する情報提供や、PSCパフォーマンス向上および船舶管理システムの改善サポートツール(PrimeShip-PSC Intelligence)の提供を通じ、サブスタンダード船の削減に取り組んでいくとしている。
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