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TLロジコム、国際SCMに対応した3PL事業を解説

2013年3月15日 (金)
講演にはおよそ300人が参加

講演にはおよそ300人が参加

イベントSBSホールディングス傘下のティーエルロジコムは15日、菊地和彦副社長が東京都内のイベントで、自社の3PLサービスに対する取り組みを解説する講演を行った。物流事業者や荷主企業などおよそ300人が来場した。

菊地副社長は総合商社出身の経験を生かし、新規投資の軽減、在庫の可視化、国際的なSCMといった、荷主企業の立場にたった3PLサービスのメリットをわかり易く説明した一方、徐々にメリットが見えにくくなり、荷主による評価が低下しがちであることなどを紹介した。

3PL事業への取り組みを説明する菊地氏

3PL事業への取り組みを説明する菊地氏

こうした課題に対し、同社では先進的な物流施設や環境対応車両などハード面の整備を進めて荷主の多様なニーズに対応できる態勢をとっていること、下請法講習会や運輸安全マネジメントに対する取り組みを積極的に進め、環境面でも高評価を得ていること、物流企業にありがちな労務面の軽視を排除する取り組みに注力していること――など、企業の社会的責任を重視した経営をアピール。

特に、「荷主は満足していない」という立場を徹底し、常に改善提案が必要であるという考え方を浸透させ、システム的な裏付けとともに経営、営業、現場が一体となって多様な改善成果を提供している点を強調した。

ティーエルロジコムでは、日本企業の海外進出加速に合わせて、在庫の可視化や作業状態を顧客が容易に確認できる最新の国際物流システム「Gフォース」を国内外の拠点に導入しており、急ピッチで進めている海外展開と3PLサービスによって多様な荷主ニーズの受け皿となっている。