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リコー、中国・アジアの経営体制を強化

2013年3月15日 (金)

拠点・施設リコーは15日、中国・アジア地域の経営体制を強化すると発表した。4月1日から新体制を発足させる。

中国企業のグローバル化、香港・台湾資本の中国大陸進出、アジア新興市場の拡大といったアジア市場の急速な変化に対応するため、中国・アジアをひとつの戦略地域と捉え、素早く的確に顧客ニーズに対応できる体制を敷くことにした。

リコーは1996年にアジアパシフィック極の販売統括会社として「リコー・アジア・パシフィック社」をシンガポールに、03年に中国極の販売統括会社としてリコー・チャイナ社を上海にそれぞれ設立したが、これまでは極ごとに異なった販売戦略を展開していた。

中国・アジアパシフィック地域のビジネスで蓄積したノウハウを共有し、連携を深めることで、特に中国企業のアジアパシフィック地域でのビジネス展開や、東南アジア・香港・台湾企業の中国大陸でのビジネス展開への支援を強化する。

また、マーケティングのスピードと質を高めることで、きめ細かな商品・サービスラインアップを提供できるようにする。

さらに、販売統括会社2社それぞれが持っていたITインフラ、人事・教育制度、SCMを一元化し、より効率的なオペレーションを実現する狙い。

このほか、中国・アジア地域でのビジネスに精通する優秀な人材を採用・育成することで、継続的に体制の強化を図る。