リコー、トルコ販売代理店を買収、直売体制構築

M&Aリコーは8日、欧州の販売統括会社がトルコ販売子会社のリコートルコを通じ、販売代理店のサラル社を買収したと発表した。

サラル社は大手顧客のニーズへの対応に強く、複合機だけでなく広幅機、プロダクションプリンターなどを幅広く扱っていた。リコー製品は2005年から取り扱っている。

今回の買収により、リコーは新興国ビジネス拡大戦略の一環として、重要な新興国と位置付けているトルコでの直売体制を強固し、将来にわたるコアビジネスの強化を狙う。

サラル社の地域に根付いた専門性とリコーの製品・サービスの連携を強化することで、同国の顧客に質の高いサービス・付加価値を提供するとしている。

具体的には、これまでのオフィス機器やドキュメント関連のほか、新たな商材としてビジュアルコミュニケーション（テレビ会議）のためのツールなども提供することが可能となり、より幅広い製品ラインアップの充実を図る。今後、サラル社の事業はリコートルコが引き継ぎ、展開していく。