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東南ア越境EC、62%が市場成長に期待

2024年7月24日 (水)

EC東南アジア・台湾で最大規模のEC(電子商取引)プラットフォームであるShopee(ショッピー)の日本法人ショッピージャパン(東京都中央区)は23日、東南アジアへの越境ECに関する意識調査を実施した。調査対象は東南アジアの越境ECを検討している企業の経営者・役員525人で、調査期間は7月5日から8日。

調査によると、東南アジアへの越境ECを検討することになったきっかけは、「今後成長が期待できるマーケットだから」が62.1%で最多の回答となった。また、その他の回答としては「円安で利益を生みやすい時勢があるから」(33.9%)や「東南アジアで日本製品は人気があるから」(33.5%)が挙げられた。

越境ECで出店予定の国は、「ベトナム」(41%)が最も多く、次いで「シンガポール」(38.1%)、「タイ」(35.8%)という結果だった。出店国を選ぶ際に重視するポイントとしては、「経済成長率の大きさ」(43.8%)、「EC市場規模の大きさ」(36%)、「ECサイトの利用率の高さ」(34.3%)が上位に挙げられた。

国別の検討理由では、シンガポールは「公用語が英語で言語障壁が低い」(60.5%)が最も多く、続いて「EC市場の拡大が著しい」(48.5%)、「高所得者が多く購買力に直結するGDPも高い」(46.5%)が挙げられた。マレーシアでは「インターネットの普及率が高くEC利用率が高い」(57.5%)、フィリピンでは「若年人口が多く今後も人口増加が予想される」(55.8%)、ベトナムでは「日本製品に対する信頼度が高%)が主要な理由となっている。インドネシアでは「若年人口が多く今後も人口増加が予想される」(61.8%)がトップの理由だった。

一方で、事業展開を避けたい国の特徴は、「決済システムが整備されていない」(36%)、「EC利用率が低い」(26.1%)、「経済成長率が他の東南アジア各国と比べて低い」(23.6%)が挙げられた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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