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豊田通商、タイにトラック向け安全運転教育施設

2013年3月28日 (木)

話題豊田通商は28日、タイのバンポー市に安全運転教育センターを開設したと発表した。センコーが国内で運営する交通安全教育施設「クレフィール湖東」(滋賀県東近江市)をモデルとしており、同社は企画・設計から研修内容の構築などをサポートした。

28日の開所式には、施設の企画段階から共同で取り組んできたセンコーの福田泰久社長、施設を保有する物流会社の合弁パートナーであるキムラユニティーの木村幸夫社長らが出席した。

豊田通商は、タイ最大規模のトラック輸送会社「TTKアジアトランスポート・タイランド社」を運営しており、安全運転を実践できるプロドライバーの育成を強化するため、2012年1月に、同国チャチェンサオ県に安全運転教育センターを開設した。

センターは、タイ交通局の陸上運送用車両運転教習課程の訓練コースに準拠した設計で、総面積4万1500平方メートルの敷地内に、高速走行が可能な16度のバンク角を持つ高速周回コースや省燃費運転スキルを習得できるエコドライブコースなどを設け、大型トラックやフォークリフトのドライバーを対象に、多様な教習が可能な施設となっている。

同センターは今後、自社や協力会社のドライバーの安全運転技能・安全意識を高めるだけでなく、他企業や地域のドライバーを受け入れていく計画。

その上で国家認定の取得、社外ドライバーへの研修プログラムの提供など機能を拡大し、アジア新興国に対して交通安全施設のベンチマークとなることを目指す。