豊田通商、センコーと共同でタイに物流会社設立

ロジスティクス豊田通商は17日、タイで自動車部品、化学品輸送分野で品質の高い輸送体制を構築するため、センコーとの共同出資で新会社「センコーロジスティクス（タイランド）」を設立したと発表した。

新会社は、豊田通商のタイ現地法人が51％、センコーが49％を出資し、昨年12月28日に設立、今月末から営業を開始し、4月から本格稼働に入る。

豊田通商タイの子会社「TTKロジスティクス（タイランド）」の協力会社として、日系自動車工場向け部品調達輸送事業をミルクラン方式で行うほか、ケミカル品や一般貨物の輸送事業も手掛ける。

また、TTKロジスティクスが3月に開設する、ドライバーの安全教育施設「T-PRO」の運営支援なども行う。

新会社は、4月から自動車部品輸送のミルクラン事業をスタートさせ、初年度の売上高を1億円、5年後には6億円を目指す。今後は自動車部品ミルクラン事業を基盤として、タイ国内で輸送網を拡充させるとともに、同国を起点とした新たな物流サービスも検討していく。