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SGHD1Q、宅配取扱減も適正運賃収受で増収増益

2024年7月26日 (金)

調査・データSGホールディングスが26日発表した、2025年3月期第1四半期連結決算は、売上高が前年同期比5%増の3345億2700万円、営業利益が同4.1%増の195億400万円、最終利益が4.8%増の124億100万円と増収増益だった。

中核のデリバリー事業では、売上高が0.1%減の2517億8300万円、営業利益が4.8%増の179億8700万円。インフレの進行により、実質賃金のマイナス基調に伴う実質消費の弱さが継続していることで、宅配便需要の弱含みが継続。一部で競争環境が激しくなっていることなどの影響を受け、宅配便の取扱個数は3.4%減の3億2900万個と減少した一方で、ことし4月からの届け出運賃の改定や、取引ごとの適正運賃収受の取り組みにより、平均単価は上昇した。

ロジスティクス事業は、売上高が33.9%増の686億800万円、営業損益が3600万円の黒字(前年同期は12億4300万円の赤字)と増収増益。紅海・スエズ運河の通航回避による海上輸送の混乱や航空輸送へのシフトなどを要因に、海上・航空運賃は上昇。航空貨物の取扱量は、これらの地政学リスクによる影響や新規顧客の獲得などにより増加したが、海上貨物の取扱量は減少した。

通期業績は、売上高が前年比4.8%増の1兆3800億円、営業利益は同7.6%増の960億円、最終利益は10.7%増の645億円と増収増益を予想している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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