調査・データ北海道開発局は6日、運送事業者14社の協力のもと、簡易パーキングなどを活用した中継輸送実証実験を行うと発表した。この実証実験は、ことし9月から2025年3月までの間に北海道内の複数地点で実施される予定。環境負荷の低減についても効果測定を行う。
具体的には、道南方面の黒松内町白井川、道東方面の音更町昭栄、道北方面の名寄市砺波、オホーツク方面の上川町清川で実験が行われる。季節変動による輸送量の課題や、トラックドライバーの時間外労働の上限規制に対応するためのデータが収集される。
実験には五十嵐運輸、北見通運、協進運輸、札樽自動車運輸、ジェイアール貨物・北海道物流、道央通商旭川、苫小牧埠頭、日本貨物鉄道、日本通運、ほくうん、北海道西濃運輸、眞嶋食品、ヤマト運輸、陸運の14社が参加する。これらの企業は、道内の物流ニーズに応じて中継輸送を実施し、輸送時間や費用、環境負荷の削減効果を検証する。
北海道開発局は、これまでの実証実験で得られた知見を基に、一般車両の利用が少なく、中継輸送に必要な広さが確保できる簡易パーキングやチェーン脱着場の活用における有効性と課題の把握を目指すとしている。
また、実証実験中の簡易パーキング・チェーン脱着場では、実験スペース外への駐車に協力を呼びかけている。
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