荷主建設機械レンタルのアクティオ(東京都中央区)は5日、同社サイトで西日本エリアの物流を担う重要拠点「大阪DLセンター」の紹介記事を掲載した。
2021年9月から運用を開始した同センターは、大阪ベイエリアの一角、南港にあり、南港ポートタウン線・トレードセンター前駅に位置。隣接地には大阪と九州を結ぶフェリーのターミナルがあり、阪神高速の南港北インターチェンジ(IC)からは数分の距離。大阪・関西万博の会場、さらには大阪IR構想の舞台となる「夢洲(ゆめしま)」は、水路を挟んだ目と鼻の先にあり、トンネル1本で結ばれている。

▲大阪DLセンター(出所:アクティオ)
敷地面積は1万7148.09平方メートル、サッカーコートおよそ2.4個分の広さだが、スペースを最大限に活用するため、構内は一筆書きの動線となっており、トラックがスピーディーに積み降ろしできるよう設計されている。建物は日本デザイン振興会が主催する2022年度グッドデザイン賞を受賞しており、伸びやかな水平デザインの建物は南港の風景と呼応し合い、物流拠点らしいスピード感を醸し出しているという。
3階建ての建屋のうち、1・2階は物流エリアで、1階は入出庫スペースが大半を占め、物流の司令塔、コントロールセンターが設けられている。2階は点検・仕分けスペース、3階はオフィスエリアと通信、IoT、ラボのスペースだ。なお、1-3階を貫く形で自動ラック倉庫が設置されている。
「1階にあるコントロールセンターでは、大阪支店、神戸支店、京滋支店、和歌山奈良支店で扱う機械の運用を行っています。各支店の営業所がお客様から注文を受けると、営業所にある機械は営業所から、営業所にない機械は大阪DLセンターから営業所に配送します」(山本周平センター長)。同センターでは、中型発電機、水中ポンプ、小物全般といった一般汎用機をストックしており、入出庫数は月に3万台ほど。以前は繁忙期、閑散期があったが、今は時期にかかわらず忙しいという。「大阪DLセンターは自動ラック倉庫を設置しており、コントロールセンターでパソコンを操作すると、そのデータが倉庫に飛んで必要な機械が自動で出てくるため、まず間違うことはありません。ただし扱う機械の種類がさまざまで、小さな機械も多いため、2人1組でダブルチェックを行い、確実に機械を営業所に届けられるよう配慮しています。」(山本周平センター長)。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com