財務・人事栗林商船は9日、2025年3月期の業績予想を上方修正した。通期予想について、売上高を当初予想から10億円増の510億円に、営業利益を3億円増の18億円に、経常利益を4億円増の24億円に、最終利益を3億円増の14億円にそれぞれ引き上げる。
業況が好調なことに加え、海運事業ではモーダルシフトの需要増に伴い、商品車両や雑貨貨物が堅調に推移していくことが想定されることから、当初の予想を上回るとしている。
同日発表した、2025年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比8.6%増の128億200万円、経常利益が同4倍の5億8300万円、最終利益が9.7倍の3億2300万円と増収増益だった。
海運事業は、売上高が9.6%増の120億7000万円、営業損益は4億3000万円の黒字(前年同期は8000万円の赤字)と増収増益。北海道定期航路で北海道発の砂糖やコンクリート製品などが減少したが、配船サービスの見直しにより、雑貨や商品車両の需要を取り込み全体の貨物取扱量が増加した。近海航路では、中国からの輸出の増加に伴って不定期船の取り扱いが増えた。
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