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兵機海運1Q、内航船の運賃改定で利益1.6億円

2024年8月9日 (金)

財務・人事兵機海運が9日発表した、2025年3月期第1四半期決算は、売上高が33億9100万円、経常利益が2億4100万円、最終利益が1億6300万円となった。ことし3月に子会社を清算したことに伴い、2024年3月期末から非連結での業績開示となっていることから、前年同期業績は公表していない。

内航事業の売上高が16億6500万円、営業利益が1億1000万円。プラント輸送やはしけ利用の案件受注が堅調に推移。燃料油の高止まりなどコストの上昇もあったが、主要荷主に対し運賃改定などを行って対応した。外航事業は、売上高が4億500万円、営業利益が5800万円。中国向けの建機・機械類の輸送、韓国、台湾向けの鋼材輸送を中心に営業展開を行い、前期に所有船舶を売却したことで船舶の維持管理コストがなくなったことが収支改善に寄与した。

港運事業は、売上高は9億2200万円、営業利益が2800万円。輸入では食品類や雑貨類、輸出では化学品や素材関連を中心に通関件数が順調に推移したほか、既存荷主以外からのスポット案件の受注にも注力した。倉庫事業は、売上高が3億9600万円、営業損益は800万円の赤字となった。兵庫埠頭物流センターでの危険品などの保管収入が伸び悩んだほか、設備機材の償却負担増や人件費の上昇が利益を押し下げた。

通期業績は、売上高が前年比4.3%減の140億円、経常利益が同11.6%減の6億円、最終利益が18%減の4億2000万円と減収減益を予想する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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