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コマツ、インドの建設・鉱山機械販売を強化

2013年4月15日 (月)

荷主コマツは12日、インドの建設・鉱山機械販売とサービスで提携先との関係強化を行うと発表した。

同国のコマツ製建設機械、鉱山機械の代理店で、油圧ショベル生産の合弁会社「L&Tコマツ」のパートナー「ラーセン&トゥブロ社」(L&T)との間で、同国内の建設機械・鉱山機械の長期の販売・サービス関係を強化することで合意し、合わせてコマツの100%子会社「コマツアジア」が保有するL&Tコマツの株式50%をL&T社に譲渡することを決めた。

L&T社はインドの有力ゼネコンで、1998年の提携開始以降、インドで油圧ショベルのプレミアム市場をゼロから育てあげ、油圧ショベルのシェアを常に20%以上に保持するなどの実績を積み上げてきた。

今後は、長期的な関係の中で、すべてのコマツ製品の生産をコマツが担当し、L&Tがマーケティング・サービスを担当することで、それぞれの得意な分野に注力し、インドで成長を目指す。

インドでコマツは、油圧ショベルをバンガロール所在のLTKで生産する一方、チェンナイの100%子会社「コマツインディア」で鉱山用のダンプトラックを生産する2工場体制をとってきた。

今後は、輸出拠点としての利便性が高く、ダンプトラックの生産でQCDの改善実績をあげてきたコマツインディアに段階的に生産を集約していく。

これにより、フレキシブルなグローバル生産・供給体制の中にインド工場を完全に組みこみ、競争力を高める。当面、コマツはL&Tコマツへの油圧ショベルの生産委託を行い、QCDについても引き続き支援する。