国内オリックス不動産(東京都港区)は21日、茨城県つくば市で建設を進めていたマルチテナント型物流施設「つくばロジスティクスセンター」が完成したと発表した。
同施設の延床面積は4万9530平方メートルで鉄骨造4階建て。募集区画は最小1万600平方メートルからで、最大4つのテナントが入居できる。1階から2階にかけてスロープがあり、1階に最大26台、2階に最大24台の大型車(10トン車)が同時接車できるトラックバースを設けた。梁下有効高は5.5メートルを確保し、荷物用エレベーターと垂直搬送機をテナント区画ごとに1基ずつ設置している。
屋上には太陽光発電設備を設置し、発電した電力は施設内で利用できる。夜間や悪天候時に太陽光で発電した電力が不足した場合は、オリックスが非化石証書付きの電力を供給する。これによって、入居テナント企業は100%再生可能エネルギー由来の電力を利用できる。こうした設備やLED照明の採用などで、CASBEE(新築)Aランクや、BELSの最高ランク「星5つ」評価、ZEB Readyを取得する予定。敷地内の駐車場には電気自動車(EV)充電スタンドも設置している。
このほか、厚生施設として1階に100席のカフェラウンジを整備し、従業員らが昼食や休憩に利用できるようにした。通常のテーブル席に加え、窓側のカウンター席やソファ席、ハイテーブル席など数種類の座席が設けられており、人数や用途によって使い分けられる。
立地は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・つくば中央インターチェンジ(IC)から4.7キロ、常磐自動車道(常磐道)・谷田部ICから9キロで、東京都心からは車で1時間。都心と北関東を中心とした関東全域への配送に対応する。また、つくば市は34年連続で人口が増加しており、つくばエクスプレス・研究学園駅から2キロと通勤にも便利なことから、雇用の確保の面でも優位性が期待できる。
敷地面積:2万3800平方メートル
延床面積:4万9530平方メートル
構造:4階て、鉄骨造
完成:2024年8月9日
交通:圏央道・つくば中央ICから4.7キロ、常磐道・谷田部ICから9キロ、つくばエクスプレス・研究学園駅から2キロ
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