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米C&W、茨城県つくば市でマルチ型物流施設を着工

2022年3月29日 (火)

拠点・施設米クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は29日、マルチテナント型物流施設「LFつくば」(茨城県つくば市)に建築工事に着手したと発表した。高速道路を経由した首都圏各地への物流拠点として適した立地と判断し、2021年に開発用地を取得した。23年7月の完成を目指す。

▲LFつくば鳥瞰イメージ(出所:C&W)

LFつくばは、地上5階建てでシングルランプウェイを備えており、45フィートコンテナ車を含む大型車両が1階から4階へ直接接車できる機能性の高さが特徴だ。

テナント区画は、1フロアで最大1万2000平方メートル、フロア分割により施設全体で最大8テナントが入居可能だ。4階と5階は保管効率を重視したメゾネット形式とし、荷物用エレベーターと垂直搬送機で接続。駐車場335台を確保するなど、テナントの様々なニーズに柔軟に対応できる仕様とする。

建物内には最大8テナント分に対応した荷受けエリアや、カフェテリア・売店などを設置。施設内の従業員やドライバーにも配慮した快適な空間を提供する。

従業員確保の観点でも優位性が高い。計画地から30分圏内に24万人の人口を抱えており、マイカー通勤に対応しやすい立地だ。

さらに、環境対応の高さも訴求ポイントだ。外壁には断熱性・耐久性の高いサンドイッチパネルを採用。屋根には太陽光発電設備を設置する。BCP(事業継続計画)への対応として24時間稼働の非常用発電機を配備し、停電時でも乗用エレベーターや電動シャッター、トイレなどが一定時間使用できるなど、事業の継続や早期復旧を可能とする。

LFつくばの概要
所在地:茨城県つくば市さくらの森25-2
敷地面積:3万735.00平方メートル
延床面積:7万1049.86平方メートル
構造:鉄骨造、地上5階建て

▲周辺地図(クリックで拡大)

▲広域図(クリックで拡大)