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佐藤商事、関西の主力物流拠点が本格稼働

2013年4月15日 (月)

ロジスティクス佐藤商事(東京都千代田区)は15日、関西地区の主力物流拠点「関西鋼材センター」(兵庫県三田市)がこのほど竣工し、22日から本格稼動すると発表した。

新鋼材センターは、大阪支店倉庫(大阪市西淀川区)と兵庫支店倉庫(兵庫県小野市)を移転・統合するもので、同社最大の規模。大阪支店倉庫は、築後40年以上が経過して建屋、設備ともに老朽化がみられ、兵庫支店倉庫は現在以上のスペース拡張が難しく、鋼材切断機械の追加導入、レイアウト変更が困難だった。

また、両倉庫周辺の宅地化が進行し、安全・環境への配慮が懸念されていたこともあり、拠点集約を決めた。

これまでの両倉庫に比べ、敷地面積が2.8倍(2万187平方メートル)、倉庫面積が2倍(7980平方メートル)に拡大。効率的な在庫レイアウトや切断機の設置を実現した。

併せて、大型トラックがワンウェイで鋼材を積み下ろせるようになり、入庫、出庫の大幅な時間短縮につなげた。

今回の鋼材センターの新設で、同社は関西地区の顧客の幅広いニーズに対応する商品の取り揃え、高品質・高効率な即納体制を実現し、事業競争力の強化を図っていく。

また、屋根には2600枚の太陽光パネル(3193平方メートル)を設置し、発電出力390キロワット、年間発電量39万キロワットの太陽光発電を行う。これで新鋼材センターの自己消費電力を賄い、CO2排出量を削減する。

■施設の概要
名称:佐藤商事関西鋼材センター
所在地:兵庫県三田市テクノパーク31番地
TEL:079-560-0200
敷地面積:2万187平方メートル
倉庫面積:7980平方メートル
事務所面積:310.5平方メートル
設備:天井クレーン(10トン1台、4.8トン5台、2.8トン4台、2トンジグクレーン2台、2.4+2.4トンダブルクレーン2台、5+5トンダブルクレーン1台)、切断機(丸鋸盤8台、うち搬出振分機能付2台)、帯鋸盤7台(うちパルス切断機2台)、クレードル(1000台)
投資額:17億円
本格稼働:2013年4月22日